憲法9条 変える?変えない?
憲法9条は「戦争の放棄」や「戦力の不保持」などを規定しています。憲法が掲げる「平和主義」の象徴と言えます。
1947年に施行された今の憲法には、自衛隊の存在は明記されていません。
主な論点としては「自衛隊を憲法に位置づけるべきか」「明記する必要があるかどうか」といった点が挙げられます。 ×閉じる
緊急事態条項は必要か?
新型コロナウイルス対策としての「緊急事態宣言」は知られていますね。改憲論議での「緊急事態条項」は、言葉は似ていますが内容は異なります。
この「緊急事態条項」を創設すべきかどうかを巡って、国会でも議論が活発になっています。例えばテロや大規模な災害などが起きた時、緊急事態を宣言して総理大臣などに一時的に憲法の枠組みを超える権限を与えるべきかどうか、といったことなどが議論されています。
議論の中では
宣言の期間中は国会の機能を維持するために衆議院を解散できないようにすべきだ。 国会議員の任期は延長すべきだ。 国民は国や自治体の指示に従うべきだ。 といった意見が出ています。
国会議員の任期を延長すると選挙をせずに議席を復活させることになるので、国民主権の観点からも望ましくない。 国や自治体が強すぎる権限を持つと、人権の制限につながる。 今の法律の枠内でもより強い措置をとることは可能だ。 として、憲法に盛り込む必要はない、反対だという意見も出ています。 ×閉じる
想定されていなかった 環境権
「環境権」は、環境を守り、維持することで、私たちが良好な環境の中で健康に生活できる権利を保障しようというものです。
「環境」という言葉は現在の憲法には登場せず「環境権」は規定されていません。 |