国が変われば国民性も変わります。

それぞれの国が持つ固有の歴史や文化的価値観が反映された国民性は十人十色です。

うまく順応するためにも、自分の行く国の国民性については理解を深めておきたいものです。

そこで今回は日本と海外の国民性の違いについてご紹介します。

日本人が普段当たり前のようにしている仕草や行動は海外の人から見ると、少し変わって見えることもあります。

代表的なものを以下で詳しく見ていきましょう。

日本には感謝の気持ちやへりくだるときにお辞儀をする文化があります。

具体的には目上の人に何かを差し出すときや初対面の人に初めて会った場面などが挙げられます。

無意識のうちにお辞儀や会釈をしていた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、これは海外ではあまり見られない行動で、あまりにぺこぺこしていると不思議がられることもあります。

日本では食事の前には「いただきます」、食べ終えれば「ごちそうさまでした」というのが一般的ですよね。

日本では昔から自分が口にする野菜や生き物に対して、感謝する風習があります。

その文化が反映されたものがこの2つのあいさつといえそうですね。

この点に関しても海外では違います。

ヨーロッパやアメリカといった欧米諸国ではこうしたあいさつをする風習がありません。

食事を作った人が食べ始める人に対して言葉をかけることはあっても、食べる人は無言で食事を始めます。

日本人の国民性を端的に表した言葉といえば、何を思い浮かべますか。

統計数理研究所の調査によれば、勤勉や礼儀正しい、親切といったことが日本人の国民性であることが発表されています。

先ほどご紹介したお辞儀や食事の前後でのあいさつはこうした国民性が反映されたものと言えそうですね。

一方で将来に対する展望を尋ねた質問では、若年層を中心に平穏無事に過ごしたいという答えが多く寄せられています。

いろんなことに勇猛果敢に挑戦するというよりかは現状を維持したいという考えは日本人の心配性の一面も明らかにしてくれています。

真面目だからこそ、将来への不安というのが大きくなるのかもしれませんね。

今回は日本と海外の国民性の違いについてご紹介しました。

日本人の行動はすべてその謙虚で礼儀正しい国民性に由来していると考えられます。

日本に来る際にはこうした日本人の国民性を前もって知っておくことが、関係構築の第一歩になるかもしれませんね。