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地域資料サービスの重要性を具体的な事例を挙げて論じ、さらにデジタルアーカイブ化がその役割にどのように貢献するかをまとめてください。また、未来における地域資料サービスのあり方について、技術革新や社会的課題(例えば高齢化や地域コミュニティなど)にどのように対応できるかについても論じてください。 解答 1.序 現代の図書館は、単に図書を貸し出すだけでなく、地域の課題解決への支援が求められている。地域の課題解決に対応するためには、地域資料のコレクション形成を基盤とし、それを活用したサービスが必要になる。本稿では第一に具体的な事例として北海道北広島市を取り上げ、地域資料サービスの重要性とデジタルアーカイブ化の学校教育への貢献について論じる。第二に未来における地域資料サービスのあり方に関し、市民の政治参加という社会的課題への対応として東京都日野市の行政情報発信を取り上げて考察する。 2.本論 2-1.地域資料サービスの重要性とデジタルアーカイブ化の学校教育への貢献 2006年発表の「これからの図書館像―地域を支える情報拠点をめざして―(報告)」では、第2章第2節「(3)課題解決機能の充実」の部分で、図書館における地域や住民の課題解決支援機能の充実が求められた。また2008年改正の図書館法第7条の2では「図書館の設置及び運営上の望ましい基準」を制定することが定められ、実際に2012年に文科省より告示されたが、課題解決活動の支援が重視された。それと同時に地域資料の積極的収集と電子化もまた推奨された。 2-2.未来における地域資料サービスの社会的課題への対応 「図書館の設置及び運営上の望ましい基準」においては、市町村立図書館のサービスとして「地域の課題に対応したサービス」の項目が設置され、具体的なサービス内容が提示されている。その中の一つには「地方公共団体の政策決定、行政事務の執行・改善及びこれらに関する理解に必要な資料及び情報の整備・提供」がある。この地域資料サービスは住民が自治体を理解し積極的な政治参加をしていくためには欠かせないものであり、市町村職員にとっても能率的な事務処理に資するものである。 3.結論 ここでは地域資料サービスの重要性としてデジタルアーカイブの学校教育現場での活用を論じた。また未来における地域資料サービスとして、市民の政治参加という社会的課題について考察した。これからの図書館は社会的課題の解決が求められるが、それには地域資料を活用することが必要である。デジタルアーカイブ化することで、時間や距離を問わずアクセスすることが可能となり、課題解決に向けて取り組むことが可能となる。 参考文献 時実象一『デジタルアーカイブの新展開』勉誠社、2023 蛭田廣一『地域資料サービスの実践』日本図書館協会、2023 蛭田廣一編『地域資料のアーカイブ戦略』日本図書館協会、2021 講評 本レポートは公共図書館の地域資料サービスに関する背景、実践例、デジタルアーカイブ化について幅広く取り上げている点を評価します。現状におけるデジタルアーカイブの課題の解決についての考察があると、さらに良くなったでしょう。 その他のレポートや終末試験のまとめはこちら (责任编辑:) |
