生まれた赤ちゃんはいつから目が見えるのでしょうか?生まれてすぐに周りの世界が見えているのでしょうか?生まれたばかりの赤ちゃんの視力や生まれた後の視覚の発達についてご紹介します。 新生児はいつから目が見える?赤ちゃんは生まれたときから目を開けて見ることができます。 但し、視力はまだ未熟でぼんやりとしか見えていませんが、 目の前にあるものを凝視することはできます。 生後3ヵ月頃には動いているものを目で追うことはできますが、30cm以上離れたものに焦点を合わせることは難しいです。 でも、心配することはありません。 自分の手を見たり、その他の色々な顔やものを見ることで、視力を発達させてい きます。 これから数ヵ月の間に、赤ちゃんはさらにはっきりと目が見えるようになります。赤ちゃんと大人の視力や視野が違うことを知り、赤ちゃんの世界を理解していきましょう。 両親へのアドバイス 赤ちゃんはいつからあなたのことが見える? 赤ちゃんにとって一番のお気に入りはママとパパの顔です。では、赤ちゃんはいつから周りの人の顔が見えているのでしょうか?赤ちゃんは抱っこされている時にママとパパの顔、特に目を見つめます。 赤ちゃんは生まれてすぐには明るい暗いしか区別できません。 生後1~3ヵ月の間にママパパの目だけでなく、顔全体を認識できるようになります。 また、口や顎、頬などの表情にもより反応するようになります。赤ちゃんに顔を近づけて、顔を見せながらたくさん話しかけてあげましょう。 両親へのアドバイス 新生児と赤ちゃんの視力の発達:距離など 赤ちゃんの遠視力は生まれてから毎日、少しずつ発達していきます。 生まれたばかりの赤ちゃんの視野は限られていて、ぼんやりとしか見えていません。 生後1 歳ぐらいで 0. 2程度に、 2 歳で 0. 4、6 歳ぐらいまでには1.0 程度まで発達すると言われています。 両親へのアドバイス
生後約3~5ヵ月頃には、人同士で視線を合わせたり、見つめることができるようになります。 生後6ヵ月には表情の違いも判るようになると言われています。 この見つめあいを通じて、赤ちゃんは周りの人とのコミュニケーションの基礎を作っていきます。 親が顔を近づけた時に微笑んでくれるようにもなります。 親の顔が区別できるようになってきたと言う嬉しい成長ですね。視覚の発達とコミュニケーション能力は深く関わっているのですね。 生後4ヵ月頃になると自分の手を眺めたり、動くものを追って、目を動かします。 また、視野が広がり、遠くを見る力が大きく発達します。数メートル離れた窓の外を眺めたり、壁に貼ってあるものに興味を持つようになります。 新生児と赤ちゃんの視力の成長赤ちゃんは生まれてすぐにママやパパの顔を認識したり、顔に焦点を合わせることはできません。 生まれてすぐは、ただ単に明るい、暗いが判るぐらいです。 生後3~4ヵ月頃になるとじっと見つめたり、目で物を追ったりします。 この時期の赤ちゃんの視力は0. 1程度なので、生まれて間もない赤ちゃんの目がどこを見ているのかはっきりしない、寄り目であることに気づくかもしれません。 でも、これは正常なことで、生後2~3ヵ月頃には目の筋肉が強くなり、このような現象は減少します。 生後6ヵ月くらいになると、視線はほぼ定まるようになってきます。 コントラストが高い模様やパターンほど、赤ちゃんは区別がしやすいです。生後1ヵ月頃にはチェック柄やストライプ(縞模様)、3ヵ月頃には的や渦巻き模様などを好むと考えられています。 新生児はいつからパターンが見えるようになる?赤ちゃんの網膜が発達するにつれて、幾何学模様などのパターンを認識するようになります。 生後10~12週目頃には、赤ちゃんははっきりした模様やパターンを認識し始めると考えられています。黒と白のデザインや、コントラストの強い色に惹かれることが多いです。 新生児はいつから色が見えるようになる?生まれたばかりの赤ちゃんは最初は白黒で世界を見ていますが、すぐに色の違いを認識し始めます。 生まれたばかりの時期は明るいとか暗いなど、光に対して敏感で色は識別できません。生後2週間で瞳孔が広がり、より多くの明暗の変化を感じられるようになります。 では、赤ちゃんはどれくらいの期間、白、黒やグレーの世界を見ているのでしょうか?生後数週間もすると、赤や黄色、トルコブルーなどの色の区別がつき、生後約1ヵ月後には紫と青の基本的な区別がつくと考えられています。生後約3~4ヵ月にはあらゆる色を認識できるようになり、色彩感覚はほぼ大人並みになると考えられています。 両親へのアドバイス
育児に関する情報はバッチリですか?子育てに関するクイズを試してみましょう。 焦点を合わせたり目で追いかけたり赤ちゃんの視覚の発達には焦点を合わせたり、動く物体を目で追いかけたりする能力があります。 生後10~12週間頃には動く物体を目で追うようになります。赤ちゃんの視覚の主な発達の目安は以下の通りです。 最初は、赤ちゃんの顔の前でガラガラを振っても、見るのが難しいかもしれません。生後3ヵ月頃には両目の協調が良くなり、ガラガラの動きを追うことができるようになります。 両親へのアドバイス
生後4~6ヵ月頃になると、腕や手を使って目の前の物を触ろうとします。目と手の協調性が発達しているという証です。 同時に奥行きに関する知覚が発達し、赤ちゃんは自分に向かってくる、または遠ざかっていく物体を目で追えるようになり、1歳になる頃には世界を立体的に捉えられ、物の形の区別ができるようになります。 生後6ヵ月には正常な視力を持つ赤ちゃんも出てきます。立つ、歩くなどの動作を行う上で、視覚はとても重要な役割を果たす時期です。 両親へのアドバイス 赤ちゃんの目はいつからあう? 赤ちゃんの視力はいつ完全に発達するのでしょうか?最初は明るい暗い、白や黒しか区別できない赤ちゃんの視力は生まれてから急速に発達していきます。 視力は乳幼児期と幼児期を通じて発達します。個人差はありますが、6歳頃にはほとんどの子どもが大人と同じぐらいの視力を持つようになると考えられています。 生まれたばかりの赤ちゃんの視力について、知っておきたいことを以下にまとめました。 赤ちゃんは赤、青、黄などの色を区別できます。特に赤を好みます。 赤ちゃんは複雑なパターンや形を好みます。絵本を見せてあげましょう。 赤ちゃんは目の前で動く物をぼんやりと認識できます。 よくある質問 0~4ヶ月の赤ちゃんの視力を発達させる方法は? 生後0~4ヵ月の赤ちゃんの視力はまだ発達している段階です。 遠くよりも近くを見るのが得意なので、コミュニケーションをとる際には顔を赤ちゃんに近づけてあげましょう。 この時期の赤ちゃんの視覚発達を促すために、白黒の高コントラストおもちゃを使いましょう。 おもちゃをゆっくりと左右に動かし、目の前のおもちゃを目で追う練習をサポートしましょう。 5~8ヶ月の赤ちゃんの視力を発達させる方法は? 生後5~8ヵ月では、赤ちゃんの視力はさらに発達します。 より多くの色や目の前で動くものを追えるようになります。 興味があるものに手を伸ばし、つかもうとします。 ボールを転がす遊びや色とりどりのおもちゃをもたせたりして、視力と心を刺激する遊びを取り入れましょう。 9~12ヶ月の赤ちゃんの視力を発達させる方法は? 生後9~12ヵ月の間に、手と目の協調性や奥行き知覚が発達します。 物の形の区別がつくようになります。 ボールを転がして遊んだり、積み木や形や色合わせパズルを使って、赤ちゃんの視力や知能の発達を促しましょう。 ママパパの動きを真似るようになります。 バイバイや拍手などの動きを見せると赤ちゃんが真似をするかもしれません。 1~2歳の子供の視力を発達させる方法は? 1~2歳になると、体を使ったより活発な活動がおススメです。 視覚の発達をサポートするために、色の違ったブロックを使って遊んだり、クレヨンで絵をかいたり、びりびりと破いた新聞を降らせる遊びなどを試してみましょう。 外遊びも五感を高めるのにおススメです。 まとめ赤ちゃんの目は生まれた時点で器官としてはほぼ完成していますが、視力や色覚の機能の発達はこれからです。赤ちゃんの視力の発達を喜びながら、親としてサポートできることを一緒にやっていきましょう。 幼児期の子どもは大人に比べて視野が狭いです。 物にぶつかったり、転んだりすることがよくあります。 このような大人と赤ちゃんの視力の違いを理解して、赤ちゃんや子ども達の安全を守りましょう。赤ちゃんや子どもの視力に関して心配や質問がある場合は、早いうちにお医者さんに相談しましょう。 本記事の内容について |