家の用事で1泊2日で、福井県に行ってきました。 片道6時間(休憩を含む)位かかるので、観光なしの予定で出かけましたが、折角 なので1箇所位は行きたいねということで、福井県勝山市村岡町の長尾山総合公園 (かつやま恐竜の森)内にある「福井県立恐竜博物館」に行ってみました。
(福井県立恐竜博物館HPより)
周りが山だらけの道を走ると、銀色に輝く卵型の建物が見えてきます。 NAVIを頼りに向かいました。
途中から雨が降り出し、あいにくの空模様でしたが、どうにか到着。 訪れたのは7.17で平日。本来なら予約が必要なのですが、空いていれば当日券も 購入可能とのこと。HPをチェックすると、どの時間も入場可能でしたので、予約 せずに行きました。 第一駐車場は、大分混んでいましたが、どうにか停めることが出来ました。
玄関前には「恐竜博士」がお出迎えしてくれました。
カナダの「ロイヤル・ティレル古生物学博物館」、中国の「自貢恐竜博物館」と 並び、世界三大恐竜博物館と言われ、恐竜に関する資料の展示数において国内 最大級の福井県立恐竜博物館です。
2023年(令和5年)7月14日にリニューアルオープンし、設計者は日本を代表する 建築家の一人の黒川紀章(くろかわ きしょう)とのことでした。
2025.7.11~11.3には、常設展以外に、特別展も開催されていたので、両方見れる 観覧券1800円を購入しました。
館内は、近代的な造りになっていました。 宇宙基地(よく解りませんがイメージです)のような雰囲気がします。
エスカレーターで、1階に降り常設展が開催されているメインホールの 「恐竜の世界」に行きます。
通路には、色々な化石が展示されています。
メインホール「恐竜の世界」に入ると、目の前にドーンとティラノサウルスが・・・。
リアルに造られていて、動くので、本物ではないと思ってもちょっと怖い気が しました。 手も動くし、首も身体も、口も動くので、食べられそうな感覚がして、ビビリ ます。小さい子なら泣き出すかもねー・・・。
常設展示室は、長径84m、短径55m、広さ4500平方m、天井の高さ約37mのドーム 型の巨大な無柱空間となっています。恐竜の全身骨格化石の展示数は、2023年の リニューアルで、44体から50体に増やされたとのことです。
展示室内には、200インチの対面するスクリーンがあり、上映されているCG映像 を見ていると、まるで自分が恐竜の世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。
奥にも映像と共に動く恐竜がいて、ワクワク・ドキドキが止まりませんでした。
ここで疑問が? 福井県が、「恐竜王国」と言われているのはどうしてでしょう?・・・。
調べてみると、 ⻑い間、⽇本では、恐⻯化⽯は出ないと⾔われ続けていました。 その様な中、福井県勝⼭市北谷町の手取層群北谷層の崖で前期⽩亜紀のワニ形類 の化⽯が⾒つかります。これをきっかけに、1989年から今なお続く⼤規模な恐竜 化石の発掘調査が始まりました。⽇本最⼤となるこの発掘現場からは、世界的に も重要な恐⻯化⽯が、次々と発見されました。 1995年に日本で初めて全身骨格を復元、2000年には「フクイラプトル」が肉食 恐竜として日本で初めて命名されたことに続き、2003年には「フクイサウルス」 が命名されました。その後、2010年には「フクイティタン」、2015年には「コシ サウルス」、2016年には「フクイベナートル」が命名されるなど、相次ぎ新種の 恐竜が発見されました。 5種の恐竜化石とその発掘現場が、2017年に国の天然記念物に指定されました。 (恐竜化石としては全国初)
⽇本で最も多くの恐⻯化⽯が⾒つかっている福井県。 それゆえに「恐⻯王国福井」と呼ばれるのでしょう。
そこに生息していた恐竜たちが、川の氾濫などで地層の中に埋もれ化石となり、 発掘によって現代にその姿を見せてくれていることを想うと、ロマンを感じま すねー・・・。
それでは、「フクイ」の名を冠する恐竜たちを観に「特別展」に向かいましょう。
長くなったので次回に続けます。 (责任编辑:) |